目次
1. 超越瞑想とは
1-1. 自然な方法で、治癒力を目覚めさせる
私たちの体には、大きな治癒力が備わっています
超越の体験は、そうした体の治癒力を目覚めさせます。幸いにも超越を体験することは簡単で努力が要りません。このことは世界中の1000万人の体験と600以上の科学的研究によって裏付けられています。
必要なのは、適切な指導を受けて、正しいテクニックを学ぶことだけです。
本来、瞑想は難しいものではありません
瞑想というと、一般に心をコントロールするものだと考えられています。
心を静めようとしたり、呼吸や音に心を集中させようとします。しかし、心を集中させることは難しく、努力がいるものです。
それに対して、超越瞑想は心の自然な傾向を利用しているので、努力がいらず、簡単で、効果的なのです。
精神的なテクニックによって身体に深い休息を与えます
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1-2. 超越すること──リラクセーション以上のもの
最近、多くの人たちがストレス管理のために瞑想を行うようになってきました。しかし、瞑想中に起こる超越の体験は、単なるリラクセーションよりもはるかに深遠な効果をもたらします。
人類の最も古い知識体系であるヴェーダの文献には、「超越」は人間の最高の体験であり、人間が完全に発達するために不可欠であると述べられています。
このことは、今日では科学的研究を通して、超越瞑想中に起こる体や脳の変化を計測することで確かめられています。
1.深い休息状態:
TMは通常のリラクセーションや夜の睡眠よりも深い休息をもたらします。
2.内面の平和や幸福:
TM中にはストレス・ホルモンが減少し、幸福ホルモンが増大します。
3.脳の全体的な発達 :
脳波計によってTM中に脳波が同調することが計測されています。
これらが一緒になって、人生の全ての領域に超越瞑想の効果が生み出されるのです。
1-3. 超越すること──深い休息
心を静めようとしても、心はなかなか静まるものではありません。
しかし、正しいテクニックを用いれば、心はひとりでに静まっていきます。
超越瞑想の実践中、心は思考のより精妙なレベルを体験していき、やがて最も精妙な思考を超越して、完全に静かで落ち着いた状態を体験します。
これは全く自然に、努力なく起こることです。心が超越するとき、体は夜の睡眠中よりも安らいだ状態となります。
このグラフは、ハーバード大学、医学大学院で行われた研究を示しています。この研究では、瞑想中と睡眠中の酸素消費量を比較して、休息の深さを測定しました。
その結果、超越瞑想を開始して10分以内に酸素消費量が平均16%減少することが分かりました。これは夜の睡眠よりも体が深く休んでいることを示しています。このような瞑想中の休息の深さは、他にも30件以上にわたる研究によって確かめられています。
このような深い休息が、体に備わる治癒力を目覚めさせるのです。
リラクセーションとは緊張が緩むことを意味します。
体には、緊張を解消する自然なメカニズムが備わっており、それは特に睡眠中に起こります。
しかし、根深いストレスを取り除くためには、睡眠による休息だけでは十分ではありません。超越という最も深い休息が必要です。
超越の効果は、それを最も必要としている人たちに最もはっきりと現れます。
イラク戦争の帰還兵を対象にした最近の調査では、超越瞑想を始めてわずか8週間でPTSD(心的外傷後ストレス症候群)やうつの症状が50%減少することが分かりました。
[参照文献:Military Medicine, june2011]
その効果は非常に目覚ましいものであり、CNNの「アメリカの退役軍人の日」という番組でも取り上げられました。
同様の調査は、25年前にもベトナム戦争の帰還兵を対象に行われましたが、今回の調査によって、超越瞑想の効果が再び確認されたと言えます。
ベトナム帰還兵を対象にした調査では、超越瞑想を学んだグループは、PTSD、不安、うつ、不眠などに大幅な改善が見られ、3カ月後には帰還兵の70%が治療を必要としなくなりました。
一方、一般の心理療法を受けた対照グループには改善は見られませんでした。
帰還兵たちは一般の人たちよりも深い心の傷を負っています。超越瞑想によって帰還兵の心の傷が癒されるのであれば、ストレスを抱えている一般の人々にとっても、超越瞑想は大きな助けとなるでしょう。
次の動画では、トラウマ性ストレスを抱える人々にとって超越瞑想がどのように役立つのかを紹介しています。
1-4. 超越すること──内面の幸福
ストレスは、脳の正常な機能を阻害し、とりわけ「幸福ホルモン」と呼ばれるセロトニンを減少させます。
セロトニンが減少すると、内面の幸福感が減少するだけでなく、偏頭痛、睡眠障害、不安、怒りの爆発、アルツハイマー病、摂食障害、依存症なども起こりやすくなります。
抗うつ剤などによってセロトニンの量を人為的に増やしても、それは症状を抑えるだけで、本当の問題解決にはなりません。
それに対して、超越の体験は体に備わっている治癒力を目覚めさせ、脳の正常な機能を回復します。
その結果、超越瞑想の実践中には自然にセロトニンが増大し、さらにそれが一日中続くようになります。その影響は、内面の幸福感を高め、人生のあらゆる面を改善します。
1-5. 超越すること──脳の発達を計測
超越の体験は、健康、幸福感、自尊心、人間関係だけでなく、脳の発達に大きく影響します。
(詳しくは、「超越すること──人間の最高の体験」をご覧ください)
そうした効果は、脳波計を使って測定することが可能です。
脳波計を用いることで、脳の特定の部位の電気的な活動が波の形で表示されます。脳の異なる部位から生じた脳波をコンピュータに送り、それらがどのぐらい似ているかを数学的に計算したものが脳波の同調と呼ばれます。
脳波の同調は、脳の異なる部分が一つの全体として一緒に働いていることを意味します。次の動画は、超越瞑想の実践中に脳波の同調が最大になる様子をリアルタイムで示しています。
このような脳波の高い同調を何度も経験すると、脳は次第に慣れてきて、瞑想が終わった後も脳波の同調が続くようになってきます。
脳波の同調は、高いIQ(知能指数)、創造性の増大、感情的な安定性の増大、運動神経のより速い反応、倫理的な思考などに関係しています。
(詳しくは、「TMによる知能の効果」をご覧ください)
1-6. どのようにして超越する方法を学ぶのでしょうか?
本当の瞑想は、努力が要らず、楽しいものです。
誰でも簡単に学べて、その効果はすぐに現れます。
超越の体験は、まったく自然で、努力の要らない方法でなければ、体験することができません。
超越とは、心が完全に静かになり、落ち着いた状態です。しかし、心の静けさは、静かになろう努めることで得られるものではありません。なぜなら、静かになろうと努めれば努めるほど、心は緊張し、活動的になってしまうからです。
超越瞑想は、専門的な訓練を受けた教師から個別に習います。教師は、どんな人をも完全に自然な仕方で超越の体験へと導けるように訓練されています。
超越瞑想は、全く努力が要らず、楽しいものです。誰でも簡単に学べて、その効果はすぐに現れます。
超越瞑想のテクニックは、4日間の連続したミーティングと体験チェックを通して、一歩一歩順を追って学んでいきます。
また、最初の4回のミーティングに続いて、正しい瞑想を続けるためのフォローアップ・ミーティングが用意されています。
1-7. すべてを変える方法が1時間で分かります
このWebサイトには、「超越瞑想とは何か」、「どのような効果があるのか」、「超越瞑想を学ぶ方法について」などの詳しい情報が掲載されています。
また各地のTMセンターでは、超越瞑想について紹介する無料の説明会を定期的に開催してます。そうした説明会に参加すると、教師に質問したり、超越瞑想のメカニクスやその有効性についてさらに詳しく知ることができます。
実際に超越瞑想のテクニックを習うかどうかは、その後に決めていただけます。